諸君、アクセスご苦労である。
SWOT分析分析家の四象限九々瑠(ししょうげん・くくる)である。
今回もわがSWOT分析講座をみっちりお届けするので、心して読んでほしい。
SWOT分析が今も生き残り、そして今後も決して滅ぶことがないのは、時代に応じて必要なフレームワークを取り込める拡張性の高さ、融通の良さがあるからだ。このページではSWOT分析にまんま取り込まれてしまった哀れで健気なフレームワークたちを紹介しておこう。これらの雑魚キャラ的フレームワークをうまく使いこなすこともスウォッターの重要なスキルと言えよう。
■3C分析
3C分析。こいつは少々厄介だ。いつの間にか時代の主役に躍り出ている。人によってはSWOT分析を省いて3C分析だけで済ませようとしてしまう輩もいる。3Cとは、Consumer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)のこと。この3つの切り口から現状を分析するフレームワークが3C分析である。こんなこじつけ的なフレームワークがまかり通るほど世の中は甘くはないが、SWOT分析の補助的ツールとしてはそこそこ有効なので知っておくがよかろう。基本的にCompany(自社)はSWOT分析の内部資源を分析する切り口として使用し、Consumer(顧客)とCompetitor(競合)は外部環境を整理する切り口として使用する。ただし、絶対ではない。
■PEST分析
ペスト分析と読む。PESTとは、政治(Politics)、経済(Economics)、社会(Society)、技術(Technology)の4つの視点から外部環境を分析するフレームワークである。おいおい冗談だろう? 自然環境的な側面はどこに入るのかね? 抜け漏れがあるじゃないか?しょせん、SWOT分析を真似ただけのチンケな呼称だ。しかしまあ、マクロ的な視点から外部環境を分析する際の補助的ツールとして押さえておいても害はないだろう。マイナーなフレームワークゆえ、自分をインテリと見せかけたいときには相応の効果を発揮するだろう。あくまでさりげなく使いたいフレームワークである。
■5フォース分析
マイケル・E・ポーターが提唱した「5つの競争要因分析」である。すなわち、買い手のバイイングパワー、競合他社との力関係、供給者、新規参入業者、代替品の脅威という5つの切り口でミクロ的な外部環境を分析するフレームワークである。たまにこの分析手法を取り入れている猛者を見かけるが、めったなことではお目にかかれないレアなフレームワークである。スマートに使いこなすには相当のスキルが求められる。
他にもバリューチェーン分析やバランススコアカードなど多様な分析ツールが存在するが、いずれもSWOT分析のシンプルさ、奥の深さ、シンプルさに勝るものはない。
追伸:
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