SWOT分析――やめられないとまらないSWOT分析講座――

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SWOT分析の実例:SWOT分析を理解するためにまずは簡単な例を見てみよう。日本のエレクトロニクス業界をSWOT分析すると、以下のようになる。

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SWOT分析の実例

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これだけ! SWOT分析

諸君、アクセスご苦労である。
SWOT分析分析家の四象限九々瑠(ししょうげん・くくる)である。

本日もわがSWOT分析講座をみっちりお届けするので、心して読んでほしい。

例えば「アンゾフの成長マトリックス」、例えば「マズローの欲求段階説」というように、世間ではフレームワークに考案者の名前を付けることがあるようだが、SWOT分析は、決してSWOT氏という人物が考案したものではない。ましてや、かつてどこかの国のSWOT地方で盛んに使われていたからSWOT分析と名付けられたわけでもない。

強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つの言葉の頭文字をとって短縮化した言葉が「SWOT分析」である。

SWOT分析は、企業が今後の事業戦略を導き出す上で、現状を分析するツールとして活用されている手法である。またビジネススクールや企業研修の場でも分析スキルの一つとして用いられているし、SWOT分析を自身が作成するレポートに取り入れることでちょっとインテリなビジネスパーソンを気取ることができる。君たちにもこれを機会に完全マスターしてもらいたい。

SWOT分析を理解するためにまずは簡単な例を見てみよう。

SWOT分析の例

例として、日本のエレクトロニクス業界をSWOT分析すると、以下のようになる。


S(強み):優れた技術力や開発力をもっている
W(弱み):人件費等のコストが高く、開発までの期間が長い
O(機会):海外新興国など、日本製品に興味を示す購買層の存在
T(脅威):中国や韓国等のメーカーの低価格圧力

上の例ではSWOTそれぞれ一つずつ挙げたが、実際にはもっと複数の要因が絡んでくる。

例えば、平成17年中小企業診断士第2次試験の中小企業の診断及び助言に関する実務の事例TをもとにITベンチャーのA社をSWOT分析すると、こうなる。

S(強み)

  • 時代の流れにあったプログミングの技術力
  • 顧客ニーズにあわせたコンテンツやサービスを提供できる人材の存在
  • 5000人を超えるリピートユーザーの存在
  • 20歳代の若い社長と社員
  • 他社に先駆けることのできる先見性

W(弱み)

  • 不明確な経営ビジョン
  • 本業ではないバナー広告料が売上の60%を占める経営状況
  • 企業経験のない若い社長
  • 経営管理体制や人事制度はほぼ皆無
  • 社内には声なき不満の声、モラールの低下

O(機会)

  • PCから携帯へ移行するインターネットインフラの流れ
  • ウェブビジネス特有の範囲の経済→質の高い人材による知識集約型のビジネスモデル

T(脅威)

  • 優秀な技術者、デザイナーの確保が困難
  • 参入障壁の低さによる競争激化
  • 知的財産権等の法的制約
  • 常に新しいコンテンツ、サービスを求める顧客の特性


パターンは何通りも考えられる。われわれ業界人はSWOT分析に取り組む人々を畏敬の念を込めて「スウォッター(SWOTTER)」と呼ぶが、数稽古こそスウォッターへの近道である。上記の事例のほかにも、こちらにもSWOT分析の事例を複数挙げておいた。これらを参照しながら、ぜひ自分でもまとめてみてほしい。

追伸:

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