諸君、アクセスご苦労である。
SWOT分析分析家の四象限九々瑠(ししょうげん・くくる)である。
本日もわがSWOT分析講座をみっちりお届けするので、心して読んでほしい。
SWOT分析とは、コンサルタント、いやすべてのビジネスパーソンにとっての「かっぱえびせん」である。
これは知人であるコンサルタントのB氏が私に言い放ったセリフだが、至言である。「SWOT分析」と「かっぱえびせん」という言葉のギャップにたまらなく惹かれる。そしてどちらも歴史が古い。そこで私は今回のSWOT分析解説シリーズにその名言を使わせてもらうことにした。
題して『やめられないとまらないSWOT分析講座』――これを読めば君はSWOT分析がやめられなくなるだろう。もしかしたら私のようにSWOT分析なしには生きていけなくなるかもしれない。そうなったときにはぜひ原宿の竹下通りに行ってほしい。SWOT分析業界のスカウトマンが手ぐすね引いて君を待っている。将来性のある若手は引く手あまたである。かくいう私もそこでスカウトされてこの業界に入ったのだから。
余談はこれくらいにしておこう。
SWOT分析とは、企業が持つ内部資源と企業を取り巻く外部環境から、現状のビジネス環境を分析するためのフレームワークのことである。強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つの言葉の頭文字をとって短縮化した言葉が「SWOT分析」である。
S:強み(Strength)…… 自社が持つ強みのことである
W:弱み(Weakness)…… 自社が抱える弱み、弱点のことである
O:機会(Opportunity) …… 自社にとってビジネスチャンスとなる要因のことである
T:脅威(Threat) …… 自社にとって障害や困難、ピンチとなる要因のことである
以上の4つの軸で企業が置かれた現状を評価・分析することから【SWOT分析】と呼ばれている。
一般には「スウォット分析」「スオット分析」と表記し、そう発音するが、業界的には、「スヲット分析」と頭の中でイメージしながら発音するのが通である。奈良時代には、「オ」は [o] 、「ヲ」は [wo] と発音されており明確な区別があったのである。時をさかのぼりすぎていささか恐縮だが……
また、SWOT分析が特殊部隊のようにデンジャラスなツールであることを考慮すると、ついつい「スワット分析」と読みたくなってしまう気持ちはわかるが、残念ながら間違いである。
追伸:
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